カテゴリ:アラブポップ☆( 11 )

「なぜイハーブは、イエメン・サナアでのコンサートをドタキャンしたのか?」

今日は、これについて語りたいと思います。


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(コンサート当日の朝に政府系新聞に出た、コンサートの延期公告)

新聞報道や勝手な憶測などによって考えられる理由としては、3つあげられます。


①宗教勢力による脅迫があった。
イエメンには最近「貞節を守り不道徳を取り締まる会」なる団体が登場し、様々な彼らが見る社会の不道徳をつぶしにかかっています。

代表的なものは、サナア市内の中華料理屋及び中国マッサージ店の閉鎖があげられます。

ある日を境に、各店がバタバタと閉鎖され、壁にはペンキで「この店は不道徳な行為をしていた理由で閉鎖されました。」となぐり書きされていました。

不道徳な理由とは、中華料理屋においては「酒類をサーブしていたこと」、マッサージ屋においては「女性が男性の体をマッサージしていたこと」です。

この団体の勝手な行為には、さすがにイエメン政府の投資庁が抵抗を示し、「イエメンにおける外国資本の閉鎖を通達できるのは、政府機関のみである。」という理由で、中華料理屋などには再開の許可を出しました。

この団体とイエメンの過激派宗教指導者などが手を組んで、外国音楽を歌って踊るような音楽コンサートの実施を阻止しようとしているのです。


②手続き上の遅延。

これは、コンサート会場の準備が間に合わなかったと言うもの。

おまけに「イハーブの都合が悪くなった」と書いてあった新聞もありました(コンサートに来れなくなる都合って、どんな都合だ・・・)。

これは実は、3月にターメル・ホスニーがタイズ・フェスティバルに来れなくなった時にも使われていた言い訳なんですよね(ターメルが来れなくなったのは、イエメンの宗教過激派の脅しがあったとも言われています)。

まあ、これもあり得なくは無いですが、コンサートを延期する直接的な理由としては、ちと弱いような気がします。



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(当日の朝に出ていた新聞記事。これを見ていれば会場まで行かなくて済んだのですが・・・)


③チケットが思うように売れなかった。

これは僕の憶測です。

チケットを購入できるところは、サナア市内にいくつかありました。

僕は、その中でも中心的な存在であるレストラン「デジャブ」でチケットを購入したのですが、そのときのチケットの売れ行きは以下の通りでした。

VIP席:0枚
1等席:2枚
2等席:0枚


ちなみに僕がチケットを購入したのは、コンサートの4日前です。

コンサートの4日前でこのざまです。

おそらく他の販売所でも似たような感じだったのではないかと推測します。

念のため断っておきますが、イハーブは決して「泣かず飛ばずの二流歌手」などではなく、シングルを出せばヒットチャートを賑わすようなれっきとした一流歌手なのです。

実際、アラブ世界では誰でも知ってるようなヒット曲もあります。

まあ、いかんせん90年代後半が彼の全盛期だったので、ちょい古い感じは否めませんが・・・。


本当のところ、キャンセルの理由は一体なんだったのでしょうか。

真相は、まだ謎に包まれています・・・。
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さて、昨日7月24日がイハーブ・トーフィークのコンサートの日でした!

会場までは、サナア市内から車で約30分。

コンサートが始まるのが夜8時からなので(たぶん夕食が始まるのがという意味)、夜7時半には会場入りするために、夜7時ごろに友人たちと集まってサナア市内を出発。

車内ではイハーブの音楽を聴きながら、みんな弥が上にも気分が盛り上がっていきます。



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会場に着いてみると・・・、

あれ?真っ暗だ。しかも人もいない・・・。

いやな予感が・・・!

会場の入り口にいた人に聞いてみると、なんとコンサートは延期になったとのこと。

・・・・・。

ハイ、出ました。イエメンでは恒例の当日キャンセルです(笑)。

その係りの人は、「コンサートは8月15日に延期になった」と言いました。

さてさて、本当に8月15日にコンサートは行われるんでしょうか。

こんなことを続けていると、もう誰も来ません。

イエメンの未来は暗いです・・・。
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a0090924_5484749.jpg5月にサナアでコンサートをやると言っていたのに結局来ずに、

7月に来るかも?

で終わっていたイハーブ・トーフィークが、ついにサナアでコンサートを行うことになりました!

祝!イエメン上陸!


いやー、正直もうイハーブが来ることなどすっかり忘れそうになっていました(笑)。




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チケットは、VIP席(ディナー付き):9,900リヤル(約5,000円)、1等席:5,000リヤル(約2,500円)、2等席:2,500リヤル(約1,250円)で、僕がどのチケットを買ったかは写真を見ていただければ分かると思います。

前回、アサーラのコンサートでケチってVIP席を買わなかったため、アサーラが豆粒ほどにしか見えなかった教訓を踏まえ、今回は贅沢にVIP席を購入いたしました♪

有名歌手のディナーショーが5,000円で楽しめるなんて、安いモンです。

日本で有名歌手のディナーショーなんて行ったら、3、4万円取られますもんね。



a0090924_5511421.jpgこれはチケットの裏側。

下には「このチケットには、デジャブ・レストランによって饗される夕食代が含まれています」と書いてあります。

英単語のつづり間違いだらけですが・・・(こんなつづり間違いを見ても微笑ましく思えるのは、イエメン滞在が長くなってきた証拠でしょうか(笑))。

そして上部には、コンサートにおける注意や持ち込み禁止物などが書いてあるのですが・・・、

何と言っても、注目は項目3と4でしょうか。

項目3:武器(ジャンビーヤも含む)の持ち込み禁止。

項目4:カートの持ち込み禁止。

ジャンビーヤとは、イエメン人が腰に差している半月刀のことです。

カートとは、イエメンでは合法の覚醒作用のある葉っぱです。

この2つは、日本のコンサートチケットには間違っても乗ることの無い項目だと思われます。

でも、イエメンでは重要です。

今回はアサーラのときのような脅迫声明は出されていないようですが、何があるか分かりませんからね。

とりあえず禁止にしてくれるだけでも、少しは安心です♪
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夜の6時45分に会場入りしてから5時間。

前座が終わり、大くじ引き大会が終わりました。

時間は、午前零時15分前。

もうアサーラは見れないのか・・・、

と思ったその時、またもあの司会者がステージに出てきました。



「さあ、出て来ていただきましょう。

アサーラ・ナスリー!!」




え!?
ついに見れるの!?
念願のアサーラが!?
(通称アサーラですが、本名は、アサーラ・ナスリーと言います。)

そして、日にちが替わるほんの少し前に、ようやくアサーラが出てきました!

アサーラは基本的にバラードの曲が多い歌手なのですが、そこはコンサート。かなりノリの良い曲を1曲目に持ってきました。コンサートの盛り上げ方を分かっていらっしゃる♪

もうイエメン人観客は大はしゃぎです。

なぜか僕も全く知らない人たちにまぎれて、立ち上がって踊らされていました。

ステージを見るとアサーラが・・・、



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って、はっきり言って何も見えません・・・。

でもアサーラの生歌声が聞こえているし、あのステージの上でアサーラは確実に歌っていました。

まあ、3,000リヤルの安い階段席だし、仕方ないよね・・・と僕は納得していたのですが、

しかし、イエメン人は違います。

「見えないなら見える所まで行ってやろう」、と言うのがイエメン魂(?)。

「泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」的感覚でしょうか。

かくして、日本では信じられないような光景が目の前で繰り広げられていました・・・。



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なんと、階段席とグラウンドの間にあるフェンスをよじ登って、そしてそこからゆうに7~8mはあろうかというグラウンド側へ飛び降りて、アサーラの待つステージへ走って行くのです。

しかも、一人が成功すると、我も我もと次から次へと飛び降りて行きます。

「え?グラウンド側に警備員とかいないの?」

なんていう野暮な考えはやめましょう。ここはイエメンです。何でもありな所なのです。

しかし危ない。実際、フェンスからの飛び降り方が悪くて、血まみれになっている人もいました。

そこまでしてアサーラが見たいか、イエメン人よ!



もうすっかり友達になった、隣にいたイエメン人に、

「良くあんな危ないことするね。あんなの見たら、アサーラも落ち着いて歌ってられないんじゃないの?」

と言うと、

「いや、あんなに熱狂的に応援されたら、アサーラもとっても嬉しいと思うよ。またイエメンに来ようって思うんじゃないかな。」

という答えが・・・。

いやぁ、普通の感覚だと、血まみれの客が目の前で必死で声援送ってたら、アサーラは相当引くと思いますが・・・。



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しかし、観客はどんどんグラウンドへ降りていきます。

おかげで階段席の方は、なんだかガラガラになってきました。



そして、アサーラが歌い始めて、約1時間半が経った頃。

午前1時半頃だったでしょうか。急に、

ブチッ!

という大きな音がしたかと思うと、アサーラが歌っている途中で、スピーカーからの音が全く聞こえなくなりました。

え~?と思っていると、異変に気付いたアサーラは、とりあえずステージの裏へ撤退。

すると、あれほど熱狂的に声援を送っていたイエメン人たちは、何事も無かったかのようにスタジアムを後にして帰り始めました。

え?え~~~???終わり???

こんな終わり方、あり??

なんて不思議に思っているのはまるで僕だけかのように、黙々と家路を急ぐイエメン人たち。

いやいや、明らかに最後「ブチッ」とかいって、何かおかしかったんですが・・・。

呆然と立ち尽くす僕に、「もう終わりだよ。」と声を掛けるイエメン人。

「いやいや、今最後なんかおかしかったよね?大きな音が鳴って途中で・・・」

「何言ってんだ、この中国人。」という顔をして、無言で立ち去るイエメン人。

なんか狐につままれたような気分になった、中途半端な終わり方でした。



以上、アサーラのコンサート・レポでした。終わり。
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時間はもう夜の11時15分。もう少しで午前0時になります。

夕方の6時45分に会場に着いて、はや4時間半が経ってしまいました・・・

一体アサーラの歌はいつ始まるのかと思っていたら、ステージに司会者が現れました。

「さて、それでは・・・」

おぉ!ついにアサーラの登場か!!

もう待ちくたびれたぞ!司会は良いから、早くアサーラを出せ!!



「さて、それでは・・・、

皆さんお待ちかねのくじ引き大会で~す♪」




は?くじ引き?なんじゃそりゃ?

ここでもう一度、チケットの登場です。

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このチケットの上部に「02451」という数字が書いてあるのが分かりますでしょうか。

どうやらこの数字を使って、今からこの会場でくじ引き大会をしようというのです。

いや皆さん、まだこの集まりの趣旨を覚えておられるのでしょうか?

そもそも、なんでここにこんなに大勢の人が集まっているのかを。

ほんとにいつまで待たせれば気が済むんだ!と憤りながら周りを見ると、



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あら、皆さんカートをやってらっしゃる・・・。

それで、あなたたちはそんなにじーっと待っていられるんですね。

いや、恐れ入りました。



しかし、このくじ引き大会。

この広い会場の中で、当たった人をステージまで来させなきゃ終わらないんですよね。

しかも、結構賞品が多い・・・。


なんだかんだで、くじ引き大会が終わった頃には、もう11時45分。

かれこれ、僕が会場に着いてから5時間が経過しています。もう、なんか感覚が麻痺してきました。

あと15分で、午前零時です。



さすがにアサーラのパフォーマンスを楽しみに会場まで来ていたイエメン女子たちも、一人帰り、二人帰り・・・。

家族に怒られるんでしょうか。日付けが変わるまでに帰って来ないと家に入れないとでもお父さんに言われているのか、せっかくここまで来たのにアサーラを見ずに帰ってしまう人がちらほら。

いや、なんともかわいそうです。

で、これ一体いつになったら始まるんでしょうか・・・。


・・・Part 5へ続く
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(前回までのあらすじ)

7時開場、7時半開演予定のアサーラのコンサート。

ちょっと早めに会場に着いておいた方が良いというアドバイスを受けたので、6時45分頃に意気揚々と会場へ着いたが、なんと門が開いて会場に入れたときにはすでに8時を過ぎ、その後も何のアナウンスもないまま、ついに時計の針は10時を差した。

夜の帳もすっかり下りて、これは一体・・・と思い始めたその時、

ステージのライトが・・・!

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夜の10時過ぎ、ようやくライトの点いたステージに出てきた司会者が喋っております。

「今日は皆さん、ご来場いただきありがとうございました・・・」

おぉ、ついにアサーラの歌が見れるっ♪、と期待も膨らみます。


そして、司会者が言いました。


「さあ、歌っていただきましょう!

イサーム・カリーカー!!」


・・・・・、えっ!?誰っ!?

はっ!そう言えば、このコンサート、前座がいたのだった!


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このアサーラの右後ろに、申し訳なさそうに小さく写っている彼、

彼がアサーラの前座のイサーム・カリーカーだったのでした。

時すでに10時過ぎ。

もうここまで押してるんだから、前座とかやらなくて良いんじゃないの?と思ったが、彼は彼でエジプトからわざわざこの前座のためにはるばるイエメンまで来ているので、やらないわけには行かないようで・・・。

しかし、このイサーム・カリーカーなる歌手、名前すら全く聞いたことがありません。

彼も、この会場のアサーラを待ち望んでいる観衆の空気を呼んで早めに終わってくれるかなぁ、なんて甘いことを考えていましたが、どうやら彼は「KY」だったようで、たっぷり1時間歌って気持ち良さそうに帰っていきました。


やっとカリーカーが歌い終わったのが、もう11時過ぎ

すでに僕が会場に着いて、4時間以上が経っています・・・。


そして11時15分。司会者が出てきました。

「イサーム・カリーカーさん、良かったですねぇ。皆さんの盛り上がりも最高でした。

さて、それでは・・・」

会場について4時間半。やっと念願のアサーラに会えるのか。

司会者が続けます。

「さて、それでは・・・」


・・・Part 4へ続く
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さて、アサーラのコンサートですが、

7時開場のはずが、1時間遅れの8時にようやく開場。

1時間も待たされてもうクタクタだよー、でももう開演予定時間(7時半)もとっくに過ぎてるから、もうすぐにでも始まるだろう、なんて思っておとなしく座っていました。

・・・・・

席に着いてから30分が過ぎ、1時間が過ぎても何も音沙汰がありません・・・。

もう夜の9時を回っています。

なんせ6時半にホテルを出てきたので、夕食を食べていません。

7時半からコンサートが始まるから、9時過ぎには終わるだろうから、それからゆっくりご飯でも食べに行こうなんて、僕は悠長なことを考えていたのです。

昼から何も食べていなかったので、もう腹ペコ。売店で何か買いたいなぁと思って売店の方をチラッと見ると、ものすごい行列・・・、というか行列なんて行儀の良いものは存在せず、売店の周りにうっじゃ~と人のかたまりがありました。

さすがの僕もあの中を分け入って行く勇気は無かったのであきらめようかと思ったその時、隣にいた見知らぬイエメン人君が、「今から売店へサンドイッチを買いに行くけど、君も何かいるかい?」と、うれしい一言。

「申し訳ないけど、僕にもサンドイッチとコーラを買って来てくれるとすごくうれしいんだけど。」と言うと、「分かった。」と言って買いに行ってくれました。ラッキー☆

しかし、さすがのイエメン人でも手こずったようで、なかなか帰ってこないなぁと思っていたら、15分ほどしてようやく帰ってきました。

サンドイッチとコーラを買ってきてくれたので、「ありがとう。」と言ってお金を渡そうとすると、「なんだ、これは?こんなものは要らない。」と言って一切お金を受け取ってくれませんでした。

あの人混みの中、見知らぬ僕のためにサンドイッチを買いに行ってくれた挙句、お金も受け取らないイエメン人。アデンでも、相変わらず人の良さ全開です♪



サンドイッチのおかげでお腹も落ち着き、ようやく9時半になった頃に、「ブチッ」とマイクの電源が入る音が聞こえました。

周りも、「おっ、ついに始まるか?」という雰囲気になってきました。

・・・・・

しかし、これがなかなか始まらない。

さらに時間は経ち、ついに10時になってしまいました!

開演予定時間は7時半だったから、すでに2時間半遅れています!

日本だったらみんなで猛抗議なんだろうけど、なんかここでは誰も騒ぐことなく、みんなノンビリ待っています。



なんで、みんなそんな悠長に待っていられるんだろう、と思い始めたその時!

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・・・Part 3へ続く
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さてお待たせいたしました。

アサーラのライブレポートです♪



今回のアサーラのコンサート開場は、アデン市内ホルマクサル地区にあるアデンの誇る5月22日スタジアム。(ちなみに5月22日と言うのは、イエメンでは道路とかスタジアムとか色んな名前に使われるのですが、旧南北イエメンの統一記念日です。)

当日アデンモールでチケットを買ったのですが、チケットを買ったときに、

「開演は7時半だけど、開場は7時だからその前には来ておいた方が良いよ。」

と丁寧に教えてくれたので、6時半ごろには準備完了でホテルからタクシーへ乗り込みました。

15分ほどで着くとのことなので、開場15分前到着でかなり良い感じだ。

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6時45分、予定通り会場であるスタジアムへ到着。スタジアム周辺には、もうすでに人が結構いました。

カメラの持込が禁止なので、そのチェックを通り抜けるとスタジアムはもう目の前です。

30分後にはついにアサーラのコンサートかぁ、と胸を膨らませつつスタジアムの方へ足を運びます。

すると、なにやらスタジアムへの入り口付近で大勢の人がかたまっています。どうやら、まだ門が開いていない様子。まあまだ7時前だからもうすぐ開くだろう、とイエメン人のかたまりの外でゆっくり待っていました。

しかし、7時を過ぎても門はなかなか開きません。

もう時間は、開演予定の7時30分です。イエメン人たちもイライラしてきて、開場予定時刻を30分も過ぎても門を開けないガードたちに向かって罵声や野次が飛びます。そして大きな口論が始まりました。爆破テロよりも、ここでのゴタゴタに巻き込まれて怪我しそうだなと思い、さらにこのかたまりから離れ、遠くから様子を見守ることに。

そうこうしているうちに、もう時計は8時を指しています。

イエメン人のイライラも最高潮に達しそうなそのとき、ようやく門が開きました。

ドドドーーーっとなだれ込むイエメン人たち。



ところで、今回のコンサートのチケットは2種類。

安い方が階段席3,000リヤル(約1,800円)。

高い方がアリーナ席100ドル(約10,800円)。ちなみにこちらは、会場での夕食付き。

ちょっと迷ったのですが、アデンまで行く飛行機チケットにすでに110ドル払っていたので、まあそれほどコアなファンでもないし、やっぱり安い方のチケットを買いました。



・・・・・しかし、遠い!

ステージはアリーナの真ん中に位置しているわけではなくて、向こう側の端っこにくっついて設置されており、こっち側の階段席から見ると豆粒ぐらいの大きさにしか見えない・・・。

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こんな感じです。

カメラの持込が禁止だったので、携帯の写メで撮ったから画像が悪い・・・。

しかも前のハマーキーの時もそうだったんだけど、こっちのコンサートってなぜか観客側に向かって強烈なライトを照らすもんだから、写真が撮れないのです・・・(あれ?ひょっとして写真を撮らせないために、わざとそうしてるのかな)。



さて、開場までに1時間以上待たされて疲れましたが、実はそれはほんの序の口でした。

実は、席についてから恐ろしいほど待たされることになるのです・・・。

続きは次回。
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さて、懸案のアサーラのコンサートですが・・・


実はコンサートの数日前に、イエメンの過激派思想を持つ人物が、このイベントに対する爆破テロ予告をしていました。

「女が人前でちゃらちゃらと歌って踊るこんなイベントは、コーランにも反するし、そもそもイスラムの精神に反する。こんなイベントに参加するべきではない。」と言うのです。

何をタリバンみたいなことを言ってんだ。イエメン人だって男女問わず歌って踊るじゃないか!と、僕はこの記事を見て気分を害していました。

過激派によるこの脅迫は新聞紙上でも大きく報道され、この過激派の意見に反対する記事も多く載せられていました。

「コーランにそんなことは書いていないし、イスラムの精神にも反しない。こういうイベントを行っていくことは、イエメンの観光業の発展にも役立ち、それゆえイエメンの経済発展にも繋がる。」


まさにその通り。

僕だってこのイベントの話を聞いてアデンへ行こうと考え、観光客がアデンへ来れば、アデンのホテルに泊まり、レストランで食事をし、ビーチでシーシャを吸うわけです。つまり観光客は、イエメンの(この場合はアデンの)経済を少しでも潤すわけです。

そうやってイエメンの経済を発展させていこうと、みんなが頑張っているのに(まあ、ただの金儲けじゃないの?という疑問は置いといて)、過激派というのはほんと厄介な存在です。


コンサート前日のインタビューで、アサーラは「私は過激派の脅迫には屈しない。私は、明日私がやるべきことをやるだけ。」と言って、脅迫があったからといって逃げ出すようなことはしませんでした。

こんな臆病者の過激派の脅しに怯えることなく、イベントが成功して(・・・成功と言うか、とりあえず無事終わることができて←まあ詳しくは次回)、本当に良かったと思います。

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というわけで、アサーラのコンサートの様子は、次に書きますね。

お楽しみに♪
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来週、アサーラがイエメンに来ます!!

なんと、イエメンでコンサートを行うのです!!


・・・とは言ったものの、

日本人のどれだけの人が、「アサーラ」って歌手のことを知っているのでしょう?


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彼女の歌を初めて聴いたのは、かれこれ8年ほど前のこと。

当時中東諸国で、彼女のある曲が町中でかかりまくっていました。

その大ヒットした歌のタイトルは、「ヤー・マジュヌーン(Oh Crazy)」。

(↑ビデオはこちら。)

テレビをつけても街中を歩いていても、この曲を聞かない日は無いというぐらい、町中でかかりまくっていました。

そして彼女のカセットテープ(当時中東では、まだまだカセットテープ全盛期でした)を買うと、他の曲もなかなか良かったんですよね。

その後、もう1つ彼女のカセットを買い、たま~に思い出したように聞いていたんですよね。

アサーラは1991年にデビューして以来、20枚ほどのアルバムを出しているので、それほど彼女の曲を知っているわけではないのですが、僕の中では結構お気に入りの部類に入ります。

歌唱力が売りの、シリア出身の本格派女性シンガーです。

体の半分ぐらいを露出するようなセクシーなドレスを着て、猫なで声で媚びる様に歌うだけの最近のアラブ女性歌手とは、比べ物にならないほど歌が上手いです。


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そんなお気に入り歌手のアサーラがイエメンに来るのですが・・・

実は、彼女がコンサートをするのは首都のサナアではなく、南部の港町アデンのスタジアムなんですよね。

さて、彼女のコンサートを見るために、アデンまで行くべきか行かざるべきか・・・。

悩むところです。
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