カテゴリ:イエメンの非日常( 28 )


さて、「サナア夏祭り」。バーバルイエメンからタハリール広場までのパレードが終わって、タハリール広場にてパフォーマンスが始まりました。



まずはお決まりのジャンビーヤダンス。
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北イエメンの部族がジャンビーヤと呼ばれる半月刀をかざして踊る勇猛なダンスです。この日に見たダンスは本当に激しいダンスで、「さすがプロは違う」と言うのが僕の感想です。いつも一般のイエメン人がジャンビーヤダンスを踊るのを見てると、「あまり勇猛じゃないな。」と思うのですが、この日に見たのは、かなり激しいまさに勇猛なダンスでした。



次は旧南イエメンのハドラマウト地方のダンス。
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部族の激しい勇猛な踊りと違って、服もとてもカラフルで楽しいダンスです。もちろんジャンビーヤも持っていません。部族の踊りとは、とても対照的でした。



次に紅海沿岸ホデイダ地方のダンス。
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服装の違いも面白いですが、面白いのは周りに人が輪になって、その真ん中に踊る人が入れ替わり立ち代り入って踊るという形態であることです。みんなで踊る感じのジャンビーヤダンスやハドラマウトのダンスとは一味違います。しかもかなり長い刀を振り回して踊るので、危なっかしかったです。



そして、イエメンだけではなく、エジプトから来たパフォーマンスもありました。
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この踊りについては、何の踊りなのか良く分かりません。なんかスーフィーの踊りっぽくグルグル回ってました。でも衣装がカラフルでなかなか良かったです。



でも何と言っても、この夜一番の注目を集めていたのは、このパフォーマンス。
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中国のカンフー軍団です。「アチョー!」とか言って飛び蹴りなんかをすると、もうイエメン人たちは「ウォー!!!」って感じで大興奮でした。やはりジャッキー・チェンやジェット・リーが大人気のイエメン。こういうのは大好きなようです。


いやぁ色んな種類のダンスが見れて、なかなか楽しい夜となりました。
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サナアでは現在、タイトル通り「サナア夏祭り」が行われています。

昨日は、夏祭り初日のカーニバルがあったので、様子を見に行ってまいりました。



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これがサナア夏祭りの宣伝チラシ。

カラフルで楽しそうな雰囲気が伝わってきます。




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初日のカーニバルは、バーバルイエメンの前からタハリール広場まで行進がありました。

僕はタハリール広場で待っていたのですが、ものすごい人並みがバーバルイエメン方面から歩いてきて、すぐに車道もふさがり、とんでもない渋滞になっていました。



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車の上に色んなオブジェを積んで、行進していました。

手前に見えるのは、(おそらく)パリのエッフェル塔、その次がピサの斜塔、そしてワーディ・ダハルのロックパレスが車に乗っています。

ちなみに小さいですが、その後ろに見えるのはベルリンにあるブランデンブルグ門だと思います。



行進が終わった後、タハリール広場でイベントが始まったのですが、このイベントについては次に写真を載せます。

ちなみに観客がどれほど興奮していたかは、この写真を見てもらえれば分かるかと思います(笑)。
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こないだ、あのサナアの最高級ホテル「Movenpick」からの夜景(ちょうど日没のすぐ後ぐらいです)を見に行く機会があったので、写真をパチパチと撮ってきました。



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これはホテル正面からの光景。

昼間のホテルも威風堂々としていますが、夜のライトが幻想的な雰囲気を醸し出します。



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これは、ホテルの裏側へ回って、屋外プール越しにサナアの夜景を撮ったものです。

これはもはや、サナアではありません。どこかロマンチックなリゾートを想像させます。

素人なのに意外と綺麗に撮れているのは、ハイテク技術なカメラのおかげでしょう。
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ついに、僕の写真が新聞に載ってしまいました・・・

って別に両手が後ろに回るようなことをしたわけではありません。かと言って、日本人が空手で強盗犯を捕まえたとかいうお手柄系の記事でもありません。


                    これです!

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そうです!英語の試験である「TOEFL」の新しいバージョンである「TOEFL-IBT(Internet-Based Test)」がイエメンでも開始されたのです!


で、なんで僕の写真が載ったのでしょうか?


それは僕がイエメンで「TOEFL-IBT」を受けた2人目の受験者だったからです!


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なんで2人目の受験者が写真に撮られたのかは定かではありませんが、おそらくこの広告を出そうと思っていた矢先にTOEFLを受けに来たやつがいた、ってだけのことだと思います。


ちなみに僕は、イエメンでこの試験を最初に受けた人、つまり「1st examiner in Yemen」を知っているのですが、その人にこの話をすると、「え~、私の時は写真なんか撮られなかったよ~!」と非常に残念がっていました(笑)。
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次の日の夕方、交通警察のおじさんが働いている交差点へ行った。彼は前日と同じところで働いていた。車を交差点から少し離れたところに停め(またレッカー移動されると笑い事じゃなくなるので)、働いている彼のところへ。

ya: 「こんばんわー。」

交通: 「あ、昨日の!元気?」

ya: 「おかげさまでー。」

交通: 「昨日は大変だったねー。」

という挨拶を交わした後、彼も仕事中で忙しいだろうと思ったので、早速お金を返そうとポケットから1,000リヤルを出した。するとそれを見た彼は、

交通: 「お前、何をしているんだ?」

ya: 「いや、これ、昨日借りたお金・・・」と僕が言い終わらないうちに、僕の手を押し返した。

交通: 「そんなもんいらねーよ(キムタク風に)。」

ya: 「いや、でも借りたお金だから返さないと・・・」

交通: 「あれは友情から出したお金で、返してもらうことなんか期待してないよ。」

ya: 「いや、でも・・・」

彼が友情からお金を出したと言うのは言い過ぎだろうが、彼は全くもって僕の差し出そうとしたお金を受け取ろうとしなかった。ちなみに、そこは、結構交通量の多い交差点。そんなところで警察のおじさんと変なアジア人がごちゃごちゃと言い合いをしている光景を見て、一般イエメン人歩行者たちが「なんだ、なんだ?」と集まりだす。さすがに僕は少し居心地が悪くなったので、ここはとりあえずあきらめることに。

ya: 「じゃあ、今度お茶でもお昼でもおごるから、また電話するよ。」

交通: 「わかった。」

と言って、彼は笑顔で仕事に戻っていった。

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(後日談)

イエメン在住の日本人の友人に、こんなことがあったんだよーっていう話をしたら、

友: 「それはとりあえず遠慮してみせるよ~。そこをこっちも引き下がらずに返そうとしたら、彼も最終的には絶対受け取ったよ~。」

ya: 「いや、あれは絶対受け取らなかったね。あれは何回押し問答しても受け取るような感じじゃなかったもん。」

友: 「じゃあお金を受け取らないなら、お金じゃなくて、何か物を代わりにあげたら?お菓子とか?」

そっかぁ、その手があったか。

次の日、早速ちょっと高め(1,300リヤル)のチョコレート詰めを買った。ついでに日本の小物でも一緒に付けて、お金の代わりにあげようかと考えている。とりあえず、今週末に時間があれば会おうと言うことになっているので、その時に渡してみよう。果てさて、どうなることやら・・・。

以上、とても人の良いイエメン人警察官との出会いでした。

終わり
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高圧的な担当官との交渉中に、残りのお金をとりあえず払ってくれると言い出した交通警察のおじさん。なんて良い人なんだ~。

「えー、そんな、本当に良いんですか?」と聞きながら、内心では「ラッキー☆これで今日は帰れる!」とほくそ笑んでいた。おじさんはポケットからお金を取り出した。あれ?なんだか100リヤル札ばっかりだけど大丈夫なのかな?と思っていたら、おじさんは、

「あれ?900リヤルしか持ってないや・・・。」

と恥ずかしそうに言う。罰金が3,000リヤルで僕が1,600リヤルしか持っていない(ことになっている)から、おじさんは1,400リヤル出してくれないとマズイんですけど・・・。

とにかく僕の1,600リヤルと交通警察のおじさんの900リヤルを合わせて2,500リヤル。これではまだ500リヤル足りないけどどうなるのかなぁと思っていたら、担当官が「仕方が無い、今回はこれで見逃してやる。」と言って2,500リヤルを受け取った。「じゃあ領収書を書いてくれ。」と交通警察のおじさん。そして担当官が領収書を書いた。しかし、僕に渡されたその領収書には「2,000リヤル受け取りました」と書いてある。「おいおい2,000リヤルじゃなくて、2,500リヤルだろ」と言って文句を言おうとしたが、交通警察のおじさんがすぐに止めに入った。「500リヤルは担当官のポケットに入るんだ。これはもう仕方が無いことだから忘れろ。」まあおじさんがそう言うのなら仕方が無い、と思ってその場は引き下がった。

しかし正式に上に提出するのが2,000リヤルで良いなら、もし初めに言われたとおり100ドルも払っていたら、いくらの金がこの憎らしい担当官のポケットに入ったんだろう、と改めて「金が無いって言えよ」と言ってくれた交通警察のおじさんに感謝した。

車を無事に取り返し、交通警察のおじさんを家の近くまで送って、「明日お金を返しに来るから(本当に持っていない振りを最後までつらぬいた)」と言い残し、帰途に着く。いやー、なんだか色んなことがあったけど、罰金も少なくて済んだし、あんなに気の良いイエメン人に会えたのも良かったし、何と言っても無事に車を取り返せたし。これで明日あのおじさんにお金を返せば、全てまーるく収まる。

と思って、次の日、おじさんにお金を返しに行ったのですが・・・


つづく・・・


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交通警察に着くと、早速自分の車が停めてあるのを見つけた。それを横目に見ながら担当者がいる部屋へ入った。するととても高圧的な担当者が、「お前の車はあるか?」と聞いてきたので、「それだ」と指を差した。すると、「車両証明書を出せ」と言われたので、車のところへ行きドアを開けて、車両証明書のコピーを出して車から出ようとした。

すると、そこへさっきの交通警察のおじさんが来て、こそっと

「担当者に金出せって言われたら、持ってませんって言えよ!」

とウインクしながら言った。車両証明書のコピーを先におじさんに持って行ってもらっている間に、ポケットに入っていた6,600リヤル(4,500円)のうち5,000リヤルを、ささっとジーンズから上着のポケットに移しておいた。

担当者の部屋へ行くと、さらに高圧的になった態度の担当官が、

「お前の車を引き取って帰りたかったら、罰金を払え!」

と言ってきた。そこで罰金とはいくらかを聞くと、

「100ドルだ!」

と、突拍子も無いことを言った。

ここは交通警察のおじさんのアドバイス通りそんな大金は持っていないと言い、ジーンズのポケットから1,600リヤル(1,100円)を出して見せた。それを見て、コイツは金を持ってないとすぐに思われたのか、

「じゃあ少なくとも3,000リヤル(2,400円)は払え。」

と担当者は言った。「え!?たった3,000リヤルで良いの?」と心底思い、それならその場で払おうかとも思ったが、1,600リヤルしか持っていないと言った手前、それはできなかった。そこでお金を取りに帰る振りをしようかと思い、「取りに帰って良いか?」と聞くと、「車は置いて行け」と言う。それも面倒くさいので、なんとか今日のところは1,600リヤルで許してもらって、明日残りを持ってくるという風に話をつけようと交渉していると、なんと見かねた交通警察のおじさんが残りを払ってくれると言い出した。

つづく・・・

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こないだ、夕食を食べにグリーンランド(レストラン)に行った時のこと。夜8時半ごろに車で家を出て、グリーンランドの近くに車を停めた。その辺りに車で行くときはいつも停める場所で、大きな交差点から20~30m離れた場所だ。

そこへいつも通り車を停めると、グリーンランドへ向かった。チキンカツレツ(イエメンのチキンカツは、日本のよりもかなり薄っぺらいし固い)を食べ、近くのサテン(茶店)でミルク入り紅茶を飲み、車のところへ戻ると・・・、


・・・車が無い!


一瞬、盗まれたのかと思ったが、良く見るとその辺り一帯に車が無かったのでひょっとしてレッカー移動されたのかと思って、交差点にいた交通警察のおじさんに聞いてみると、やはりその辺り一帯に停めてあった車を全てレッカー移動したようで、少し離れた場所(交通警察のオフィス)までマイカーを引き取りに行かなければならないことになった。こんな目にあうのは、アメリカにいたとき以来だ。まあ、あの時は友達の車で、自分の車じゃなかったけど・・・。

ちょうど勤務時間が終わって交通警察のオフィスへ帰る交通警察のおじさんに一緒に車に乗せてもらい、一路交通警察のオフィスへ。かなりブルーになっている僕に対して、なぜか妙に明るい警察のおじさん。車の中では、外国人と話すのがうれしいのか、
「お前何歳だ?」
「なんで結婚しないんだ?」
「給料はいくらもらってるんだ?」
と、かなりの笑顔でプライベートな質問攻め。しかしこういう時は一人でも多くの味方を付けることが大事なので、このおじさんの質問にギャグも交えながら楽しく回答した(ここでおじさんを味方に付けたことが、後々効果を発揮するのである)。

・・・つづく

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