<   2007年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

このタイトルを見て「ピン!」と来た方は、あまりいないと思います。

マス・ウェディング・・・。要するに「合同結婚式」ってことです。何かの宗教でも同じようなことをしていたと思いますが、今イエメンではこのイベントを良く見かけます。

イエメンでは(ってどこでもだと思うが)結婚式にすごいお金がかかるので、お金が無いことが原因で結婚できない可哀相な若者たちを救おうという趣旨で始まったものらしいです。1ヶ月ほど前に初めて聞いたときはビックリしましたが、夏はイエメンでの結婚シーズンなので、実際には結構行われているようです。

先日、友人がサナア旧市街で行われた合同結婚式に誘われたので、僕もそれにくっついて潜入してきました。


a0090924_21384660.jpg
結婚式の遠景。ステージに座っているのは、みんな新郎です。

一応部外者なので、しかも警備の人が入り口に10人ぐらい立っていて結構セキュリティが厳しそうだったので、

おそるおそる「入っても良い?」と聞くと、

「Oh! Welcome, welcome!!」と言って、結構良い席に連れて行ってくれました・・・、部外者なのに(笑)。


a0090924_431392.jpg
近くで見るとこんな感じ。

この時は新郎100人、新婦100人の合同結婚式で、観客(親類とか知り合いとか)もかなりの数の人が観に来ていました。それなのに何の関係もない日本人が、とっても良い席に連れて行かれて、とても恐縮してしまいました。


a0090924_21503256.jpg
合同結婚式での観客の様子。席を埋め尽くし、大勢の立ち見も出るほど満員です。100組のカップルが結婚するんだから、当然ですね。趣のある茶色い旧市街の建物に、豆球をつなげた黄色いライトアップが映えます。

有名な詩人が詩を朗読したり、政治家が来てスピーチをしたり、合同結婚式のスポンサー会社代表から挨拶があり、新婚カップルへのプレゼントがあったりと、なかなかイベント盛りだくさんでした。

ちなみに、イエメンで普通に結婚式をすると大体50万円ぐらい使うと言われますが、この合同結婚式に出ると、結婚式のためにお金を使わなくて良いどころか、なんと20万円ぐらいのご祝儀がもらえるようです。

人口が増えすぎているイエメンにとって若者の結婚が遅れることは、ある意味良いことのような気もするのですが、ここイエメンでは結婚するまで男女のお付き合いが出来ないお国柄。25とか30まで異性と話すこともなく恋愛することもできずに生きていれば、フラストレーションの溜まった若者たちが何かもっと大きな問題を起こしかねない、ということなんでしょうか。

以上、イエメンで最近流行りの「合同結婚式」レポートでした。
[PR]

さて、「サナア夏祭り」。バーバルイエメンからタハリール広場までのパレードが終わって、タハリール広場にてパフォーマンスが始まりました。



まずはお決まりのジャンビーヤダンス。
a0090924_1411072.jpg
北イエメンの部族がジャンビーヤと呼ばれる半月刀をかざして踊る勇猛なダンスです。この日に見たダンスは本当に激しいダンスで、「さすがプロは違う」と言うのが僕の感想です。いつも一般のイエメン人がジャンビーヤダンスを踊るのを見てると、「あまり勇猛じゃないな。」と思うのですが、この日に見たのは、かなり激しいまさに勇猛なダンスでした。



次は旧南イエメンのハドラマウト地方のダンス。
a0090924_141647.jpg
部族の激しい勇猛な踊りと違って、服もとてもカラフルで楽しいダンスです。もちろんジャンビーヤも持っていません。部族の踊りとは、とても対照的でした。



次に紅海沿岸ホデイダ地方のダンス。
a0090924_14132350.jpg
服装の違いも面白いですが、面白いのは周りに人が輪になって、その真ん中に踊る人が入れ替わり立ち代り入って踊るという形態であることです。みんなで踊る感じのジャンビーヤダンスやハドラマウトのダンスとは一味違います。しかもかなり長い刀を振り回して踊るので、危なっかしかったです。



そして、イエメンだけではなく、エジプトから来たパフォーマンスもありました。
a0090924_14185821.jpg
この踊りについては、何の踊りなのか良く分かりません。なんかスーフィーの踊りっぽくグルグル回ってました。でも衣装がカラフルでなかなか良かったです。



でも何と言っても、この夜一番の注目を集めていたのは、このパフォーマンス。
a0090924_1445738.jpg
中国のカンフー軍団です。「アチョー!」とか言って飛び蹴りなんかをすると、もうイエメン人たちは「ウォー!!!」って感じで大興奮でした。やはりジャッキー・チェンやジェット・リーが大人気のイエメン。こういうのは大好きなようです。


いやぁ色んな種類のダンスが見れて、なかなか楽しい夜となりました。
[PR]
サナアでは現在、タイトル通り「サナア夏祭り」が行われています。

昨日は、夏祭り初日のカーニバルがあったので、様子を見に行ってまいりました。



a0090924_6113577.jpg
これがサナア夏祭りの宣伝チラシ。

カラフルで楽しそうな雰囲気が伝わってきます。




a0090924_625666.jpg
初日のカーニバルは、バーバルイエメンの前からタハリール広場まで行進がありました。

僕はタハリール広場で待っていたのですが、ものすごい人並みがバーバルイエメン方面から歩いてきて、すぐに車道もふさがり、とんでもない渋滞になっていました。



a0090924_641364.jpg
車の上に色んなオブジェを積んで、行進していました。

手前に見えるのは、(おそらく)パリのエッフェル塔、その次がピサの斜塔、そしてワーディ・ダハルのロックパレスが車に乗っています。

ちなみに小さいですが、その後ろに見えるのはベルリンにあるブランデンブルグ門だと思います。



行進が終わった後、タハリール広場でイベントが始まったのですが、このイベントについては次に写真を載せます。

ちなみに観客がどれほど興奮していたかは、この写真を見てもらえれば分かるかと思います(笑)。
a0090924_61356.jpg

[PR]

こないだ、あのサナアの最高級ホテル「Movenpick」からの夜景(ちょうど日没のすぐ後ぐらいです)を見に行く機会があったので、写真をパチパチと撮ってきました。



a0090924_6392486.jpg

これはホテル正面からの光景。

昼間のホテルも威風堂々としていますが、夜のライトが幻想的な雰囲気を醸し出します。



a0090924_640356.jpg

これは、ホテルの裏側へ回って、屋外プール越しにサナアの夜景を撮ったものです。

これはもはや、サナアではありません。どこかロマンチックなリゾートを想像させます。

素人なのに意外と綺麗に撮れているのは、ハイテク技術なカメラのおかげでしょう。
[PR]
タハリール広場で知り合ったイエメン人のおじさんに1,000リヤルを奪われた(正しくは自分から渡した)事件から、約1ヵ月後。結構、嫌なことはすぐに忘れてしまうたちですので、もうそんなことが起こったことはすっかり忘れてしまっていました。

ちょうどその頃、僕がアメリカに留学していた頃のクラスメートが、1週間ほどイエメンに遊びに来ていました。彼は、ヨルダンで研究をしていてアラビア語も話せるので、一人で色んなところへ行って、色んなイエメン人たちと話をしていました。

a0090924_1481441.jpg

そんな僕の友達がヨルダンへ帰る前の日、彼とランチをしながら、彼のイエメン旅行の感想を聞いていた時のこと。

彼:「いやぁ、イエメン人は本当に良い人たちばっかりだね。」

僕:「うん、イエメン人は基本的に良い人が多いね。まあ、でももちろんたまには悪い人もいるけど・・・。」

彼:「悪い人・・・?う~ん、悪い人かどうかは分からないけど、1度だけ人の良さそうなイエメン人に1,000リヤルをせびられて渡してしまったことがあったなぁ。」

僕:「・・・・・、1,000リヤル?え?どういう経緯で渡したの?」

彼:「いやぁ、タハリール広場のレストランで食事をしていたらニコニコと話掛けてきた奴がいて、サナア空港で働いているって言うんだよね。で、楽しく話をしていたんだけど、帰り際に車の修理がナントカで1,000リヤル必要だって言われて。で、まあ少額だし、仕方が無いからやったけど・・・。」

僕:「・・・・・、おれ、たぶんその人知ってる・・・。ロシア人の奥さんがいるって言ってなかった?」

彼:「言ってた!え!?どういうこと!?」

a0090924_1484976.jpg

かくかくしかじかで、僕が1ヶ月前に同じ目に遭っていたことを僕の友達に話しました。で、彼もそのおやじの名前と電話番号の書いた紙を部屋に置いてあるというので、その日の夕方家に帰ってチェックしてもらうと、

彼:「えーっと・・・、名前はアハメド・アルアシュワル。電話番号は7111・・・」

僕:「うん、そいつだよ。」

彼:「HOLY SXXT!!」


悪い奴なので電話番号も公開してしまおうかとも考えたのですが、ひょっとしたらひょっとして僕の思い違いである可能性も捨てきれないので、一応番号公開はしないことにしました。

今後、イエメンに旅行される方は、タハリール広場周辺に出没し、1,000リヤルをせびる「アハメド・アルアシュワル」に要注意です!
[PR]
a bad guy (part 1)で紹介しました「1,000リヤルかつあげ事件」から3日後。週末の木曜日が来ました。(イエメンでは、週末は土日ではなくて、木金なのです。ご注意ください。)


さあ、今日はロシア料理が食べれるぞーと張り切って、お昼前にそのおじさんにもらった電話番号に電話してみる。

えっと、電話番号は、71111・・・・、

「・・・この電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめの上・・・・・」

ん?おかしいな。もう一度掛けなおしてみよう。


もう一度番号をちゃんと確認して、71111・・・・・、

「・・・この電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめの上・・・・・」


・・・・・、やられた!やっぱり、あの彼のくれた電話番号は、全くの嘘っぱちでした。

a0090924_85623.jpg

ある程度こういう結果を予想していたものの、少し悔しくなりました。

なので後日、彼の知っていると言っていた日本大使館の○○さんに、その人のことを本当に知っているかどうかを尋ねた。

「空港職員のアハメド・アルアシュワルって知ってますか?○○さんのおうちに呼ばれたことがあるって言ってたんですけど・・・。」

「う~ん・・・、空港職員の人を家に招待したことはあるけど、一人一人の名前までは覚えてないなぁ。」

という事でした。なので、ひょっとしたら彼は、本当に○○さんのおうちに呼ばれたことがあったのかもしれません。


それでも納得のいかない僕は、1年ほど前まで実際に空港職員だったイエメン人の友人にも聞いてみました。

「空港で働いてるアハメド・アルアシュワルって知ってる?」

「アハメド・アルアシュワルって名前のやつは、当時空港に2人いたのを覚えている。なんで?」と聞くので、

「いや、これこれこういうことがあったんだよ。」と言うと、

「あー、そういうことなら、どっちのことを言っているのかは分かった。なぜならその内の一人は、結構金持ちのやつだからだ。だからそれをやったのは、おそらくもう一人の方だろう。」という事でした。

とは言っても、僕の友人はもう空港職員を辞めてしまっているので、現在その彼がどうしているのかは良く知らないと言っていました。


まあ今回はやられたけど被害も少なかったし、「まあいいか」とあきらめて、このことはもうすっかり忘れようとしていた矢先に、思わぬところで彼の名前を再び聞くことになったのです。それはその事件が起こってから約1ヵ月後のことでした。

part 3に続く・・・

(注:本文と写真とは、全く関係ありません。)
[PR]
イエメンの首都サナア市の東方約170kmの所に位置するマアリブ州(マーリブ州)で、スペイン人の観光客を含む十数名の死傷者が出たテロ事件が起こったことで、様々な人から「大丈夫?」メールを受け取っていますが、僕は大丈夫です。

そもそもマアリブ州は、部族抗争が激しく、また中央政府の力が及ばない地域が多くあるため、危険地域として昔から有名なエリアなんですよね。とは言え、かの有名な「シバの女王」の神殿跡がある場所としても有名なので、観光客は結構行くようです。

ちなみに僕はマアリブには行ったことありません。シバの女王の神殿跡があると言っても、写真で見る限り(こないだNHKのシルクロードでも出てきましたね)大したことなさそうだし、命の危険を掛けてまで行く所ではないと思っているからです。


・・・・・ちなみにお恥ずかしながら、実はマアリブでこのテロ事件があったことを知ったのは、日本にいる友人からのメールが最初です。いやはや、グローバリゼーションの時代ですね。

a0090924_5392161.jpg
今日のサナアはこんな感じ・・・。平和そのものです(笑)。
[PR]