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夜の6時45分に会場入りしてから5時間。

前座が終わり、大くじ引き大会が終わりました。

時間は、午前零時15分前。

もうアサーラは見れないのか・・・、

と思ったその時、またもあの司会者がステージに出てきました。



「さあ、出て来ていただきましょう。

アサーラ・ナスリー!!」




え!?
ついに見れるの!?
念願のアサーラが!?
(通称アサーラですが、本名は、アサーラ・ナスリーと言います。)

そして、日にちが替わるほんの少し前に、ようやくアサーラが出てきました!

アサーラは基本的にバラードの曲が多い歌手なのですが、そこはコンサート。かなりノリの良い曲を1曲目に持ってきました。コンサートの盛り上げ方を分かっていらっしゃる♪

もうイエメン人観客は大はしゃぎです。

なぜか僕も全く知らない人たちにまぎれて、立ち上がって踊らされていました。

ステージを見るとアサーラが・・・、



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って、はっきり言って何も見えません・・・。

でもアサーラの生歌声が聞こえているし、あのステージの上でアサーラは確実に歌っていました。

まあ、3,000リヤルの安い階段席だし、仕方ないよね・・・と僕は納得していたのですが、

しかし、イエメン人は違います。

「見えないなら見える所まで行ってやろう」、と言うのがイエメン魂(?)。

「泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」的感覚でしょうか。

かくして、日本では信じられないような光景が目の前で繰り広げられていました・・・。



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なんと、階段席とグラウンドの間にあるフェンスをよじ登って、そしてそこからゆうに7~8mはあろうかというグラウンド側へ飛び降りて、アサーラの待つステージへ走って行くのです。

しかも、一人が成功すると、我も我もと次から次へと飛び降りて行きます。

「え?グラウンド側に警備員とかいないの?」

なんていう野暮な考えはやめましょう。ここはイエメンです。何でもありな所なのです。

しかし危ない。実際、フェンスからの飛び降り方が悪くて、血まみれになっている人もいました。

そこまでしてアサーラが見たいか、イエメン人よ!



もうすっかり友達になった、隣にいたイエメン人に、

「良くあんな危ないことするね。あんなの見たら、アサーラも落ち着いて歌ってられないんじゃないの?」

と言うと、

「いや、あんなに熱狂的に応援されたら、アサーラもとっても嬉しいと思うよ。またイエメンに来ようって思うんじゃないかな。」

という答えが・・・。

いやぁ、普通の感覚だと、血まみれの客が目の前で必死で声援送ってたら、アサーラは相当引くと思いますが・・・。



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しかし、観客はどんどんグラウンドへ降りていきます。

おかげで階段席の方は、なんだかガラガラになってきました。



そして、アサーラが歌い始めて、約1時間半が経った頃。

午前1時半頃だったでしょうか。急に、

ブチッ!

という大きな音がしたかと思うと、アサーラが歌っている途中で、スピーカーからの音が全く聞こえなくなりました。

え~?と思っていると、異変に気付いたアサーラは、とりあえずステージの裏へ撤退。

すると、あれほど熱狂的に声援を送っていたイエメン人たちは、何事も無かったかのようにスタジアムを後にして帰り始めました。

え?え~~~???終わり???

こんな終わり方、あり??

なんて不思議に思っているのはまるで僕だけかのように、黙々と家路を急ぐイエメン人たち。

いやいや、明らかに最後「ブチッ」とかいって、何かおかしかったんですが・・・。

呆然と立ち尽くす僕に、「もう終わりだよ。」と声を掛けるイエメン人。

「いやいや、今最後なんかおかしかったよね?大きな音が鳴って途中で・・・」

「何言ってんだ、この中国人。」という顔をして、無言で立ち去るイエメン人。

なんか狐につままれたような気分になった、中途半端な終わり方でした。



以上、アサーラのコンサート・レポでした。終わり。
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時間はもう夜の11時15分。もう少しで午前0時になります。

夕方の6時45分に会場に着いて、はや4時間半が経ってしまいました・・・

一体アサーラの歌はいつ始まるのかと思っていたら、ステージに司会者が現れました。

「さて、それでは・・・」

おぉ!ついにアサーラの登場か!!

もう待ちくたびれたぞ!司会は良いから、早くアサーラを出せ!!



「さて、それでは・・・、

皆さんお待ちかねのくじ引き大会で~す♪」




は?くじ引き?なんじゃそりゃ?

ここでもう一度、チケットの登場です。

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このチケットの上部に「02451」という数字が書いてあるのが分かりますでしょうか。

どうやらこの数字を使って、今からこの会場でくじ引き大会をしようというのです。

いや皆さん、まだこの集まりの趣旨を覚えておられるのでしょうか?

そもそも、なんでここにこんなに大勢の人が集まっているのかを。

ほんとにいつまで待たせれば気が済むんだ!と憤りながら周りを見ると、



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あら、皆さんカートをやってらっしゃる・・・。

それで、あなたたちはそんなにじーっと待っていられるんですね。

いや、恐れ入りました。



しかし、このくじ引き大会。

この広い会場の中で、当たった人をステージまで来させなきゃ終わらないんですよね。

しかも、結構賞品が多い・・・。


なんだかんだで、くじ引き大会が終わった頃には、もう11時45分。

かれこれ、僕が会場に着いてから5時間が経過しています。もう、なんか感覚が麻痺してきました。

あと15分で、午前零時です。



さすがにアサーラのパフォーマンスを楽しみに会場まで来ていたイエメン女子たちも、一人帰り、二人帰り・・・。

家族に怒られるんでしょうか。日付けが変わるまでに帰って来ないと家に入れないとでもお父さんに言われているのか、せっかくここまで来たのにアサーラを見ずに帰ってしまう人がちらほら。

いや、なんともかわいそうです。

で、これ一体いつになったら始まるんでしょうか・・・。


・・・Part 5へ続く
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(前回までのあらすじ)

7時開場、7時半開演予定のアサーラのコンサート。

ちょっと早めに会場に着いておいた方が良いというアドバイスを受けたので、6時45分頃に意気揚々と会場へ着いたが、なんと門が開いて会場に入れたときにはすでに8時を過ぎ、その後も何のアナウンスもないまま、ついに時計の針は10時を差した。

夜の帳もすっかり下りて、これは一体・・・と思い始めたその時、

ステージのライトが・・・!

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夜の10時過ぎ、ようやくライトの点いたステージに出てきた司会者が喋っております。

「今日は皆さん、ご来場いただきありがとうございました・・・」

おぉ、ついにアサーラの歌が見れるっ♪、と期待も膨らみます。


そして、司会者が言いました。


「さあ、歌っていただきましょう!

イサーム・カリーカー!!」


・・・・・、えっ!?誰っ!?

はっ!そう言えば、このコンサート、前座がいたのだった!


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このアサーラの右後ろに、申し訳なさそうに小さく写っている彼、

彼がアサーラの前座のイサーム・カリーカーだったのでした。

時すでに10時過ぎ。

もうここまで押してるんだから、前座とかやらなくて良いんじゃないの?と思ったが、彼は彼でエジプトからわざわざこの前座のためにはるばるイエメンまで来ているので、やらないわけには行かないようで・・・。

しかし、このイサーム・カリーカーなる歌手、名前すら全く聞いたことがありません。

彼も、この会場のアサーラを待ち望んでいる観衆の空気を呼んで早めに終わってくれるかなぁ、なんて甘いことを考えていましたが、どうやら彼は「KY」だったようで、たっぷり1時間歌って気持ち良さそうに帰っていきました。


やっとカリーカーが歌い終わったのが、もう11時過ぎ

すでに僕が会場に着いて、4時間以上が経っています・・・。


そして11時15分。司会者が出てきました。

「イサーム・カリーカーさん、良かったですねぇ。皆さんの盛り上がりも最高でした。

さて、それでは・・・」

会場について4時間半。やっと念願のアサーラに会えるのか。

司会者が続けます。

「さて、それでは・・・」


・・・Part 4へ続く
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ご無沙汰しております。


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2週間ほど、ブログをお休みさせていただきました。


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このブログを見るのを毎日の生きがいにしておられる方も多いのに(誰が?)、申し訳ありません。


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この2週間、食の楽しみを体いっぱいに味わっておりました。


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昨日、ようやくイエメンに舞い戻ってきました。


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これからまたブログを再開しますので、今後ともよろしくお願いします。
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