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イエメン東部のアデン湾に面する港町、ムカッラ。

ムカッラと言えば、夜の運河沿いのこの景色が有名なのですが、今回はちょっと違ったムカッラを紹介します。

海に向かって、ムカッラの運河の左側(つまり東側)に、ムカッラの昔ながらの街並みが続いているところがあります。

名づけてオールド・ムカッラ(Old Mukalla)。

少し入り江になっていて、急にこの景色が眼前に広がります。



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どこまでも青い空にエメラルドグリーンの海、茶色の山肌に目に眩しいぐらいの白い建物が連なっています。

こここそ、オールド・ムカッラ。

僕は、3回目のムカッラ訪問にして初めてここに来ました。

実は観光ではあまり来ない場所なのかもしれません。



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海岸沿いは、きれいな砂浜になっています。

水も透明で透き通っています。

でも、誰も泳いでいません。

この小型船で、みんな漁に出ているようです。

漁と言うより、魚釣りぐらいでしょうか。でも船は結構いました。



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観光客などは誰もいないし、地元の人もここに観光客が来るなんて期待していない様子。

あまりにきれいな景色に、突然僕がここでタクシーを降りて歩き出すと、横を通るバスやタクシーがひっきりなしにクラクションを鳴らし、

「こんな何もない所で何してる?足が必要なら早くおれのバスに乗れ!」

と言って行きます。

いや、景色を堪能するために、わざわざタクシーを降りて歩いているのですが・・・。

そんなおせっかいなイエメン人に初めはなかなか落ち着きませんでしたが、歩いているうちに、そしてこの景色に見とれているうちに、そんな雑音も気にならなくなります。



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ぼーっと海辺に座って、

波の音でも聞きながら、

の~んびり本でも読みたい気分になりました。
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週末。

シバ・ホテルの中庭にて。

サナアの町の中心にある高級ホテルです。

去年まではタージ・シバホテルという名前のインド系ホテルだったのですが、インドのホテルチェーンであるタージ・グループがこのホテルの経営から撤退し、現在では頭に付いていた「タージ」を取ってシバ・ホテルとなってます。

こんな所でノーンビリする贅沢な週末。

そんな所で新聞を読んでいたら、こんな記事を見つけました。



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「スイカが原因で、一人が殺され一人が刑務所に。」

何の笑い話かなと思いつつ読んでみると、結構恐ろしい話でした。

イエメン南部のタイズ州にて起こった実際の事件です。



ある店で、一人の男がスイカを買って帰りました。

その男が家に帰って、家族で食べようとスイカを細かく切ってみると、なんと内部が腐っていました。

「こんな腐ったスイカを売るなんて、なんて奴だ!」

とその男は怒って、新鮮なスイカと交換してもらうためにスイカを買った店へ急いで戻った。

「ここで買ったスイカが腐ってたぞ。これを見てみろ。新鮮なスイカをよこせ!」

すると店の人は、

「こんなに細かく切ってなかったら新しいのと交換してあげられたけど、こんな状態になってしまったら交換なんて出来ないよ。」

と新しいスイカに交換するのを断った。

「なにを~!!!」

それを聞いて逆上した客は、拳銃を持ち出して、店の男の頭をぶち抜いてしまった・・・。

その後、警察がその男を捕まえ、その男は刑務所に。



という悲しい話でした。

スイカ1個ごときで人殺しが起こってしまう国、イエメン。

普段はとーっても良い人たちなのですが、キレルと怖いイエメン人。

銃を持っているイエメン人は怒らせないのが一番です。
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イエメンの美容室。

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それぞれの絵の上には、

「洗練されたテイストを持つ美容室」

と、書いてある。



・・・、それで良いのか、イエメン人よ!
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先日、ここ↑のカフェに行ってきました。

・・・、え?どこにカフェがあるのかって?

ありますよ、真ん中のちょっと上辺りに。



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ほら、ありました。

こんな断崖絶壁なところに。

ちなみに、崖の下と上の標高差は約300m。

どうやって、こんな断崖絶壁を登るんだって?

いえいえ、もちろんこの断崖絶壁をよじ登って行くわけではありません。

そんな大変な思いをしてまで、こんな所にあるカフェには誰も来てくれませんよね。



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ちゃんと、絶壁の上からこのカフェに続く道があります。

そこから下りて行くと、5分ぐらいで着きます。

上の写真は、カフェを横から見たところ。

ここ、カフェなんですが、ホテルみたいに個室になっています。

一緒に来た友人たちと、個室でゆっくりシャーイを飲みながらノンビリできます。



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なんせこのカフェは断崖絶壁に位置するため、個室からの眺めは抜群です。

大きな窓を開けっ広げて、澱みの無いきれいな空気を胸いっぱいに吸い込みます。

間違えても、窓から身を乗り出したりしないように。

この断崖絶壁から落ちたら、確実に死にます。

そして何ヶ月かは、誰にも見つけてもらえないかもしれません・・・。



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イエメンなのに、アメリカのどこかの国立公園のような雄大な景色が楽しめる、この断崖絶壁カフェ。

知る人ぞ知る穴場カフェです♪
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先日、ハッダ通りで夕食を済ませた後、本屋があったので入りました。

そして、衝動買い。

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雑誌も含めて本を5冊も買ってしまいました♪

まあ、全部薄っぺらい本なのですが・・・。



一番左から、

1.アラビア語書道の本。アラビア語って、新聞とかに書かれているようなブロック体で常に書かれているわけではないんですよね。日本語で言うとブロック体と行書体みたいな感じでしょうか。行書体になると急に読みづらくなるので、行書体をもっと良く知るために勉強のために買いました。

2.エルサレムへの道。まだ読んでいないので内容は良く分からないのですが、7世紀8世紀頃の旅に関する話です。アラブ世界では英語の教材として使われているようです。こういう話を英語で読むのはなかなか面白いです。

3.フェイルーズの歌の歌詞本。レバノンの歌姫フェイルーズ(アラブの歌姫と言った方が正しいかもしれない、もうおばさんですが・・・)の何十とあるヒットソングの中の、いくつかの歌詞が載っている歌詞本です。とにかくものすごい影響力を持っている人なので、イエメンですら毎日のように新聞の芸能欄には出てきます。日本で言うと、往年の美空ひばりさんのような感じでしょうか。

4.イエメン初の不動産関係の雑誌。別にイエメンの不動産に興味は無いのですが(笑)、観光地特集をしていたので購入しました。ムカッラやイッブ、ザビードの観光資源に関する話が載っています。全部アラビア語なので、ちょっと読むのに気合いが要りますが、週末にでも読んでみようかと思っています。

5.「アブワーブ(扉の複数形)」。日本語的に約すと「自由への扉」という感じでしょうか。イエメンの社会経済問題に真正面から取り組もうとしている雑誌。必然的に政府や現体制を批判するような記事が多くなり、創刊されるかどうかで話題になっていた政治雑誌。無事創刊されたので早速購入。これももちろん全てアラビア語で、4よりもさらに気合いが要りそうです。


5冊で、しめて1,300リヤル也。

日本円で、約700円ぐらいです。

安いモンです♪
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いきなり物騒な写真ですが・・・、

最近イエメンの首都サナア市において、テロ行為が続いています。


まず、3月18日にサナア市にあるアメリカ大使館を狙って、迫撃砲が3発発射されました。

その3発の迫撃砲は、幸か不幸かアメリカ大使館の敷地内には落ちず、隣の女子学校に落ちてしまい、アメリカ大使館の警備員や女子学校の生徒たち10数名が死傷する騒ぎとなりました。


そして4月6日、サナア市内にある外国人(特にアメリカ人外交官)が多く住む居住コンプレックス(壁に囲まれた広大な敷地内にアパートが立ち並んでいる)に迫撃砲が打ち込まれました。

この時は死傷者はいなかったものの、迫撃砲は居住地区内に打ち込まれ、アパートの窓ガラスが割れたりして外国人が一時的に避難し、大変な騒ぎとなりました。

ちなみに、この周辺は僕のアパートの近くでもあり、僕が良く行くスーパーのすぐ横です。


さらに4月9日、同じくハッダ地区にあるカナダ系の石油会社の敷地内で爆発が起こりました。

この時も特にけが人はありませんでしたが、ここのところこのような事件が頻発しています。



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この一連の事件を受けて、まずアメリカ大使館が特に必要の無い大使館員(文化や援助担当官など)を一時的にイエメン国外へ退去させました。

そしてイギリス大使館は、特に必要の無いイギリス人のイエメンへの渡航を禁止する警告を流しています。

日本大使館からは、以前から掲載されている危険情報以外に、今のところ特に新たな警告などは出されていません。

一部情報によると、テロリストは欧米系の人間を狙っているので、アジア人である日本人は大丈夫であると言うことです。ただ、その情報に関しては何の確証もありません。

少なくとも、イエメン国内の治安状況が悪化していることは確かです。

もしこのブログの読者の方々の中に、近々イエメンへの旅行を考えておられる方がおられましたら、十分に気をつけてご旅行ください。



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一般イエメン人はとても良い人が多いだけに、このような事件が起きると彼らがかわいそうでなりません。

このような事件が起きると、ただでさえ国内経済が苦しい中、在住外国人や外国人観光客も激減し観光収入までも絶たれてしまう・・・。

その上、「イエメン=テロリスト」の方程式が、多くの人の頭の中に刻まれてしまう。

悪循環です。

やっぱり政府がもっと気合を入れて、国内のテロリスト退治をする必要があると思います。

治安が悪いところには、人もお金も流れてきません。

イエメンの政府・警察が真剣に過激派と対峙し、国内の治安状況が一刻も早く改善されることを祈っています。

(注:写真に出てくる人物は、本文とは何の関係もありません。)
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ハッダ地区にある、高級イエメン料理屋さん。

「アル・ファーヘル(Al-Fakher)」

伝統的イエメン料理が食べたければ、サナアには「シャイバニ・レストラン」などの有名な庶民派レストランがあるのですが、なんせメニューもなければ値段も分からない。

地元の人やここに長く住んでいる人ならば大体の相場は分かるのですが、旅行者には注文するのも難しければ、ボラれてるのかどうかも全く分からない。

それでもイエメンの伝統料理を食べたい!

そんな旅行者にお勧めなのが、この「アル・ファーヘル」レストランです。



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ここにはきちんとメニューもあり、値段も書いています。そして、清潔です。

ここの料理は他のレストランで食べるより少々お高い(量も少々少ない)ですが、メニューがあって味もまあまあ良いので、許せる範囲内でしょう。

しかもメニューには、「これはどこどこの名物料理」とかいう説明もあり、勉強にもなります。

ちなみにここのウェイターは、みなイエメンの民族衣装を着ており、雰囲気も抜群です。

現地在住外国人、もしくはイエメン人も含めた外国人のちょっとしたパーティーに使われているようです。



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結構何を食べても美味しいですが、僕のお勧めは「ゾルビアン・ラム」と「チキン・アクダ」です。

「ソルビアン・ラム(ラムのゾルビアン)」は南部アデンの名物料理で、カラフルなご飯の上に羊肉が乗っています。

「チキン・アクダ」は上写真左の石鍋に入っている料理なのですが、チキンとポテトを炒めた料理です。日本人の口に大変合います。


サナアの街中からは少し離れた外国人が多く住む地区にあるので、旅行者の人が来るには少しロケーションが悪いですが(在住外国人目当てなんでしょうね)、雰囲気も良くイエメンの伝統料理が楽しめる数少ないレストランです。

ここまで足を伸ばす価値はアリではないでしょうか。
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イエメンのとある新聞に載ってた4コマ漫画です(実際には3コマですが・・・)。


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タイトル「まだ知らない」


少年 「やあ、おばさん。今日は僕のお母さんに会いに来たの?」

おばさん 「あんたのお母さんに何かあったのかい?」

少年 「今朝、赤ちゃんが生まれたんだよ!」

おばさん 「そりゃ、めでたいね。それで名前は何と言うんだい?」

少年 「まだ分からないよ。だって赤ちゃんはまだしゃべれないんだもん。」



・・・なかなかシュールな笑いのセンスです。
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この写真は、イエメンとオマーンの国境近くにあるマハラ州の土漠で撮ったもの。

このテントには、いわゆるベドウィン(アラブの砂漠に住む遊牧民族)が住んでいます。

こんな何もないところでベドウィン生活・・・。

一体どんな毎日なんだろうと考えてしまいます。

しかも、こんなところにひょっこり来た日本人。

一体、どんな風に見られているんだろう。



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というわけで、一般マハラ人の民家。

ちなみにここはきちんとした家で、残念ながらベドウィン・テントではありません。

渋いおじいちゃんたちが、シャーイ(紅茶)で迎えてくれました。

僕がカメラを取り出すと、右のおじいちゃんは不思議そうにジーっとこちらを見ていました(汗)。



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そしてお昼。

もちろんこんなところにレストランがあるわけも無く、この家でお昼をご馳走になったのですが、

良くある、ご飯の上に羊肉のぶつ切りが乗ったお昼ご飯。


しかし、この肉・・・、


旨い!!!


この肉、感激するほど旨かったです♪

今までイエメンで、それこそ色んな土地で色んな家に招かれ、羊1頭屠って歓迎してくれたところもありました。

しかし、しかし、ここで食べたこの肉がイエメンで今まで食べたどの肉よりも美味しかったです!

やっぱり宮崎地鶏ならぬマハラ地羊は旨いです!味が全く違います!!

サナアで街中のゴミばっかり食べてる羊と違って、マハラの羊は極上品です!!!



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帰り道。

ふと空を見上げると、土漠の夕焼けに満月が出ていました。
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先日、イエメンとオマーンの国境沿いにあるマハラ州という所へ行った。

国境までは足は伸ばせなかったのですが、州都のアル・ガイダ市とそこから数時間行ったところにある砂漠(土漠?)を見に行くことが出来た。

この辺りは、これが砂漠!っていう細かい砂がどこまでも広がっている光景ではなくて、いわゆる「土漠」と言われる岩がちな荒涼とした大地が広がります。

そして、ところどころに上の写真のようなオアシスがあり、椰子の木がこれでもかと茂っております。

そんなオアシスの光景にも心をつかまれたのですが、でも何と言っても砂漠の夕日が何よりも素晴らしかったです。



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周りに何もさえぎるもののない中で見る夕焼け。

こんな何もないところだから空気もきれいなのか、空もスカッと透明感があります。
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